「共喰い」の芥川賞作家田中慎弥は

Posted on : 2012年2月20日 | post in : 60 : 書籍 |Leave a reply |

2012-02-20 13:38:42

「都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」

「共喰い」芥川賞受賞に際しての記者会見で、田中慎弥が吐き捨てた言葉。

どんな賞であっても、受賞した時のインタビューでは、,br> 感謝の言葉を述べるのが一般的であって、
それをごく自然に期待してしまうが、さすが、作家。
都知事閣下も述べたように、「作家はひねくれ者」だから、
こうしたコメントがこれまでになかったことのほうが意外なのかもしれない。

それはともかく、この記者会見以来、彼に対する注目度は大幅にアップ。
芥川賞受賞作品「共喰い」も、販売部数を大きく伸ばしているという。
田中慎弥さんも出版者集英社もウハウハですね。

田中慎弥さんは、作家としても、
マーケッターとしても有能だった。

さて、「共喰い」と題した書籍を手にとってみた。
意外だったのは、ハードカバーながら140ペーほどの薄い本だったこと。
さらに、この本には、「第三紀層の魚」という小説もあり、
実際に「共喰い」は、70ページほどの小説。
その短さは、本当に意外だった。

その中身は・・・
芥川賞受賞作品らしく?
性と暴力と殺人が、どじょうが住むような
よどんだ川をゆるやかにながれていくように描かれている
肯定できない父親の態様でありながらも
自分もその血を引いていることも実感してしまうジレンマ。 
個人的には、得意の分野の小説ではない。
もちろん
学校で推奨図書になることもなく、未成年者にはすすめられない。

短編小説だったので、トイレ休憩もなく一気に読み終える事もできる。
性描写と暴力がよどみつつ流れる光景に興味がある人には 
おすすめだと思う。
作者は話題の人物であるし、話しのネタにもなる。

でも、単なるエロ小説ではないことは押さえておきたい。

 

 





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