先送りできない日本  池上彰

Posted on : 2012年2月28日 | post in : 60 : 書籍 |Leave a reply |

2012-02-28 14:03:32

先送りできない日本
― 「第二の焼け跡」からの再出発
池上彰著

この書は、東日本大震災の直後に出版されたが
この大震災を“第二の焼け跡”と称し、
今の日本を甦らせるには?との池上彰からの緊急提言の本。

いま、新聞紙上をにぎわせているTTPの問題等をわかりやすく解説している。
彼の文調から、彼はどう結論づけているかは推し量ることはできるが
最終結論を述べていないところも好感できる。

さて、ここで私見
自由貿易や関税撤廃には前向きに考えるべき。
なぜなら、一部の産業を保護すれば、
その産業の競争力は高まらず、ますます世界から置いて行かれる。 
実質的には衰退した産業は、政治に圧力をかけ
自らの権益のみを守ることに傾注するからだ。
そうした意味では、安価なる政府がもっとも望ましい。
産業保護というと、農業等しか思い浮かばないかもしれない。
(コメの関税 778%、こんにゃく芋 1706%という高率な関税は政治の腐敗そのものを表している)

しかし、昨年来のエコカー補助金・・・
これも自動車産業に対する保護政策にすぎず
もはや、自動車産業は保護されないと立ち行かないのでれば、
むだな税金を使うのではなく
政治は、次代の産業を興す方に力を注ぐべき
TTPによって、こうした無駄な産業保護がなくなることは喜ばしいこと。
ただし、例えば、日本では食品衛生上の禁止物質が米国では容認されているとした場合
日本もそれに従わざるを得なくなること。
つまり、日本人の健康を害する方に米国に押し付けられることもありうることを危惧している。
なぜなら、日本の政治家や官僚の外交についても極度の弱腰な姿勢。
沖縄返還時の外交機密文書漏洩事件にあるように
国民のために交渉するより、国民を騙しごまかす方を選んでしまうからだ。

私は、本書を読み、TTP等に関して、再考してみたが
やはり、増税する前には、政治がすべきことは山ほどあるし
TTPに関しては、政治家が外交交渉する責任感を認識すべき
ことの大切さを再認識した。

 

 

 





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