ビタミンE過剰摂取で骨粗しょう症
Posted on : 2012年3月7日 | post in : 未分類 |Leave a reply |
2012-03-07 20:54:02
マウスやラットにビタミンEを過剰に摂取させる実験を行ったところ、
骨が減ってもろくなる骨粗しょう症になったと、
慶応大や東京医科歯科大、大阪医科大などの研究チームが
3月4日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表。
ビタミンEは植物油やマーガリン、アーモンドなどに多く含まれるが、
通常の食生活で過剰摂取になることはないという。
しかし、細胞レベルの抗酸化作用が知られ、
美容や老化防止に役立つとしてサプリメントの人気が高く。
サプリメントを大量に摂取することの副作用について
留意する必用があるという。
厚生労働省の食事摂取基準では、
ビタミンEの大人の目安は1日7ミリグラム程度で、上限は同800ミリグラム。
米国では上限が同1000ミリグラム。
慶応大医学部の竹田秀特任准教授らは、
大人の摂取上限量をマウスやラットの体重に合わせて換算し、
毎日餌に混ぜて2カ月間与えた。
骨は破壊と形成を繰り返して維持されるが、
2カ月後には骨を壊す破骨細胞が大きくなって骨量が減り、
骨粗しょう症になったという。
健康に良いといわれているものでも
過剰摂取は、副作用が生じることはよく知られている。
この研究では、厚生労働省の摂取上限以内でも、必ずしも安心ではない、
サプリメントは、自己責任で摂取する必要がある。
(ソース;時事通信)