脳はすすんでだまされたがる
Posted on : 2012年4月11日 | post in : 60 : 書籍 |Leave a reply |
2012-04-11 13:11:38
騙される・・・
ニュースでしばしば登場するのが振込詐欺や結婚詐欺。
ぼんやり、うっかりしているから騙される。
と思っていたけれど、一手先を読むから、騙されるとも言える。
手品で騙されるのは、観客が予測・行動するのを計算に入れて演じるから。
そういわれると、どうせ先を読むならもっと先を読まなくっちゃと思った次第。
本書では、こういう。
手品のトリックがうまくいくのは、人間の注意と意識性の配線がもともとだまされやすくできているからだ。
マジシャンが人の脳を出し抜く過程を理解すれば、広告戦略やビジネス交渉、さまざまな対人関係の場で作用する、同様の認知トリックをもよりよく理解できる。
見るものの心の中で手品がどうはたらくか理解できれば、私たちは意識の神経基盤を発見したことになる。
手品のトリックも心理学の中にあったということ。
人は意識的にであれ、無意識にであれ、考えて行動する。
人間社会で生きていくことは、心理学の世界を生きていくことかと、あらためて感じた。
手品のネタバレも数多くあり、心理学に興味のある方、手品に興味のある方
いずれにも楽しめる本ではないかと思う・・。