田中慎弥の掌劇場

Posted on : 2012年5月1日 | post in : 60 : 書籍 |Leave a reply |

2012-05-01 13:08:12

「都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」の田中槙弥。

芥川賞をとってから、出てきた作家?
なんて、錯覚するけれど、実は、かなり前から、毎日新聞でショート小説を書いていたらしい。
その超短編小説を集めたのが、掌劇場。
ノーベル賞作家の川端康成氏の「掌の小説」をヒントにタイトルがつけられたのでは?
などと思うが、田中槙弥の書の方は、文学的には・・・・
という評判を聞くことが少なくない。

田中慎弥が無名のころの2008年頃から、もう新聞連載など行っていたというのは
新聞社に先見の明があったと言うべきかもしれないが、
1作品1600字の短篇であり、彼の才能を押し込めるような作品にはなっていないように思う。
ただ、短篇なので、毎日、朝新聞を開いたときに、楽しくなれるような
一種の4コマ漫画的な作品が並んでいるといえよう。

男たち(一幕)に見られるような
麻生元首相と金北朝鮮全書記、オバマ、小泉、三島に太宰・・・、
今は亡き作家や元首相たちに会話をさせるところなど
ウイットも効いていて、ちょっと楽しい。
そうそう、石原も出ていた・・・。
きっと彼自身、楽しんで、軽い気持ちで連載していたのだろうと思う。

ゆめゆめ、これでは、芥川賞はとれないよね・・・
だれも、「もらっといてくれ。」
なんて、言わないよなぁと思いながら、
ものの30分ほどで一冊を読み終えてしまった・・・。
対時間コストパフォーマンスは、非常に悪い本でした(笑)

 

 





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