グルメ本ではない、にっぽん全国百年食堂
2013-02-22 10:29:00
椎名誠の「にっぽん全国百年食堂」
講談社から出ている本があるが
間違えてならないのは、これは決してグルメ本ではないということ。
必ずしも、美味しいからおすすめという食堂ではなく
にっぽん全国といいながら、全国をカバーしているわけでもない
こういってみると、読み始めた時
当初の期待と違う!
こんなガッカリ感が漂うかもしれない
でも、椎名誠の本だから、最初から分かっていたというかも知れないが
この本、何を書きたいのか?
各地に根付いて、長く続いている食堂の紹介
100年続くということ=美味しい
とばかりは言えず
激戦区東京にあったら、
半年と持たずに潰れていただろう食堂もあるかもしれないが
100年もの長い間、その地域に溶け込み
その土地の人に愛され続けた食堂であるのは間違いない
そんな「味」を味わいながら
各地を取材と称して食べ歩きをしたのだろう取材班
読み終えて、だから何なの??
グルメ本をイメージするとなってしまうが
椎名誠のエッセイとして捉える本なのだろう。
買うというより、借りて30分で斜め読みするという類の本かな。
食堂だけあって、そば、うどん、ラーメンにどんぶりが多かった(苦笑)