テルモ(東京都渋谷区)が昨年、全国の男女計1000人を対象に行った調査では、正しい検温法(体温計を脇の斜め下から入れる)を実行している人は約3割にとどまり、斜め上や真横から入れる人が6割を超えた。テルモ体温研究所の和田優子所長は「脇のくぼみの中央に体温計の先端を当て、ぴったり脇を締めるのが基本。実測式だと10分以上かかるのに途中で電子音が鳴る機種があり、測定をやめてしまう人もいる。正確な体温を測るため、まずは自宅の体温計の種類や機能を確認して」と話す。
調査では37度になったら「発熱」と考える人が多数を占めたが、感染症法では37・5度以上を「発熱」、38度以上を「高熱」と分類。「日本人の平均体温は36・89度だから、37度は平熱の範囲内。昔の水銀体温計が37度を赤色で表示していたことで誤解が広がっているようです」と和田さん。
家族の体調管理のためには平熱を把握しておくことが大切。和田さんは「体温は早朝が低く、夕方に高くなるサイクルがある。体調がいい日の朝夕、日を置いて何回か測って記録してほしい」と呼びかけている。
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